岡山県は、吉備国とも呼ばれ、古くから豊かな文化と芸術が息づいています。その歴史と文化の深層を、岡山県立博物館で体験できます。

岡山の歴史を紐解く岡山県立博物館

岡山県立博物館は、岡山県が生んだ文化遺産や歴史資料を収集し、一般公開しています。 岡山後楽園の横に併設されており、後楽園や岡山城と同時の観光もオススメです。 館内には4つの展示室があります。

岡山県の歴史をようけ展示しとる県立博物館は、岡山のことがわかる貴重な博物館じゃ

最近まで大規模改修工事で閉まってたようにゃ気がする

23年の4月にリニューアルオープンしたみたいにゃんね

リニューアル記念では国宝・山鳥毛が展示されてたらしいで
今は残念ながらみえんけど、それ以外の展示も魅力的よ

特別展がちょいちょい開催されとるからの、そのタイミング毎に行ってもええかもな
岡山好きなら一回はいってみーや、新しい発見もぜってーあるで

残念ながら写真撮影はできませんので、写真による紹介はできないのですが、岡山県の歴史と文化をスポットにあてた展示が行われており、原始・古代から近世に至るまでの文化遺産によって、岡山県の歴史のあらましがわかる博物館です。 い草産業といった、古くから育まれてきた伝統工芸品も展示され、また備前長舩の刀剣文化や、備前伊部の備前焼など、様々な岡山の名品がずらりと並んでいます。

岡山の歴史と文化遺産が集まる場所、岡山県立博物館で文化体験の画像

この博物館は1971年に岡山県の100周年を記念して開館しました。 その背後には、岡山県の文化と歴史を後世に語り継ぐための情熱と尽力がありました。 建設は多くの議論と審議を経て、最終的には後楽園外苑が適地として選ばれ、1971年8月に開館を迎えました。

それ以来、岡山県立博物館は県民だけでなく、全国各地からの訪問者に歴史と文化の学びの場として利用されてきました。 近年ではユニバーサルデザイン化を進め、来館者用エレベーターや点字誘導ブロックなど、全ての人がアクセスしやすい環境を整備しています。 また、2020年から大規模改修工事のために休館していましたが、長期間にわたるリニューアル作業の結果、2023年4月1日に新たな生まれ変わりを遂げました。

それまでの3年間、この地域の文化と歴史の発信地としての博物館の役割が休眠状態にあったことを想うと、このリニューアルオープンの日は地元の人々にとって大いなる喜びとなったことでしょう。 新たに設置された展示方法や情報伝達手段は、来館者がより深く、より直感的に岡山県の歴史と文化を理解することを可能にしました。

岡山県立博物館は、地元の歴史と文化を深く理解するための展示を積極的におこなっており、この博物館で、岡山県の過去から現在までの物語を紐解くことが可能です。 ぜひ自分自身で体験してみてください。

2階の布袋像は写真撮影可能

岡山県は、日本を代表する陶磁器の産地であり、その中でも備前焼は特に有名です。 その備前焼を用いて昭和時代に作られた布袋像は、備前の文化と工芸の高い技術を表現しています。 この像は、岡山県立博物館で唯一の写真撮影可能なスポットにもなっており、微笑む顔とゆったりとした体形、そして美しい陶磁器の質感が絶妙に組み合わさって、観る者を魅了します。 ぜひこの備前焼の布袋像をカメラに収めてみてください。

岡山の歴史と文化遺産が集まる場所、岡山県立博物館で文化体験の画像
岡山の歴史と文化遺産が集まる場所、岡山県立博物館で文化体験の画像

特別展の開催

23年7月29日現在は、リニューアル初となる特別展「慈悲のほとけ -観音と古寺の名宝-」が開催中です。 観音菩薩は、人々を困難から救うとされ、親しみやすい慈悲の仏として古くから人々に信仰されてきました。 今回の展覧会では、岡山市の法界院の聖観音菩薩立像が特別に展示されており、通常は33年に一度しか開扉されない秘仏が初めて公開されます。

今回の観音菩薩の展示だけでなく、岡山県の歴史と文化について幅広く深く探る多彩な特別展示も予定しています。 これらの展示は、訪れる人々にとって岡山県の文化的遺産に触れるとともに、地域の魅力を再発見する絶好の機会となることでしょう。 是非この機会に、岡山県立博物館での多彩な展示を体験してみてはいかがでしょうか。

岡山県立博物館へのアクセス方法

所在地 〒703-8257 岡山県岡山市北区後楽園1−5
会館時間 夏季(4月~9月):午前9時~午後6時
冬季(10月~3月):午前9時30分~午後5時

毎週月曜日は休館です。
※月曜日が祝日の場合はその翌日が休館となります。また、展示替えによる休館があります。

入場料 一般/個人:250円
65歳以上:120円
※団体割引あり

下記は無料となります。
・高校生以下の方
・身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、特定疾患医療受給者証等を提示された方(介護者1名含む。)
・岡山後楽園等キャンパスメンバーズ制度に加入している大学等の学生のうち、学生証を提示された方
・土・日・祝日のみ、ももっこカードまたは子育て支援パスポートを提示された方

駐車場 あり ※岡山後楽園の駐車場と共用です。

普通車:1時間あたり 100円
バス:1日1回あたり  620円
※身体障がい者・戦傷病者・療育・精神障がい者保健福祉手帳等を所持されている方、及び、東日本大震災で被災され岡山県内に避難されている方は、駐車料金が無料となります。

トイレ あり

岡山県中心部にあり、岡山駅から路面電車やバスに乗って行く事ができます。
路面電車では、岡山電気軌道東山線にのって城下まで向かいます。 城下まではおよそ4~5分程度で到着します。 石山公園を経由して徒歩で約10分ほど歩くと、岡山県立博物館に到着します。
車で訪れる場合は、後楽園駐車場がおすすめです。

障害者割引

身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、特定疾患医療受給者証等を提示された方は、介護者1名含み、無料となります。

トイレ

岡山県立博物館では、訪問者のためのトイレが設けられています。

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