岡山県には多くの魅力的な観光地が存在しますが、その中でも一風変わった場所を訪れてみるのはいかがでしょうか。 今回ご紹介するのは、岡山県新見市にある天然の鍾乳洞、「満奇洞(まきどう)」です。

岡山県の指定天然記念物 満奇洞

満奇洞は、江戸時代末期、猟師が狸を追いかけているときに発見したといわれています。

RPGみたいな世界にやってきたで!

なかは涼しそうだにゃん

暑くなってきたから、避暑地としても最適じゃ

滑るから注意が必要だにゃ

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岡山県指定の天然記念物であり、また岡山県高梁川上流県立自然公園の特別地域にも認定されています。 鍾乳洞という大自然が創り出した独特の芸術を堪能し、未踏の地を探索する興奮と同時に、自然の驚異に触れる機会を提供してくれる、まさに探検家の夢を叶えるような場所と言えるでしょう。

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満奇洞の内部には木製の足場が整備されており、冒険心をくすぐるワクワク空間が広がっています。 洞窟の向こうは、一年中約17度という安定した温度の空間が広がり、夏には心地良い涼しさ、冬には暖かさが感じられます。 夏の避暑地としても最適です。

満奇洞の由来と、神秘的で幽玄な世界

1929年、与謝野晶子の詩に由来し「奇に満ちた洞」と称されたことから、その名を持つようになりました。 洞窟の奥深くは優雅にライトアップされ、特異な形状の岩肌が神秘的に浮かび上がり、訪れる者を圧倒します。 まさに、名前が示す通りの雰囲気を楽しむ事ができます。

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有名な映画「八つ墓村」のロケ地としても知られる満奇洞は、一歩足を踏み入れると、まるで異次元へと誘われるかのような不思議な空気感が漂います。そこは私たちが日常で経験する世界とは全く異なる、神秘的で幽玄な世界が広がっています。

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有名な井倉洞との違い

小さいけどボリュームはあるなー

岡山県の有名な鍾乳洞「井倉洞(いくらどう)」ともよく対比されますが、全長1,200m 高低差90mという壮大な規模の井倉堂と比べ、対照的に、満奇洞は全長450m、高低差はほぼないという独特の構造を持つ洞窟です。

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その内部は、子供ですらしゃがまなければ通れないほどの狭さの所もあり、まるでRPGゲームの世界を探索しているような非日常的な体験が味わえます。 同じ鍾乳洞といっても、その個性はまったく違うものと言えるでしょう。

ケガをしないように注意が必要!

この素晴らしい自然の奇跡は、地球の息吹を直に感じられる場所と言えるでしょう。 ただし、洞窟内部の湿度は高く、足元は常に湿っています。 転倒事故を防ぐためにも、しっかりとした準備が不可欠です。 滑りにくいスニーカーや動き安い服装等、安全に洞窟探索を楽しむための装備選びも忘れずに!

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案内板も豊富で楽しめます

滝の水音、地底湖の静謐さ、自然が創り出した奇岩の数々。それらを照らすライトアップが、空間全体を一層神秘的に演出します。橋が架かる泉、独特な岩肌を彩る光の芸術。各所に隠された魅力に、見入ること間違いなしです。

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満奇洞では、特徴ある岩肌や橋には説明プレートが設置されており、その一つ一つを読みながら洞窟内を探索することで、学びながら楽しむことができます。 この記事では雰囲気の伝わる写真以外は控えめにしていますので、言葉や写真で伝えきれない感動を求めて、ぜひ、一度足を運んでみてください。

アクセス方法

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所在地 〒719-2721 岡山県新見市豊永赤馬2276-2
駐車場 アリ
トイレ バリアフリートイレあり

高速道路を利用する場合は、中国自動車道の北房ICから西へ10kmほど移動すると目的地につきます。 主に岡山県道50号線を利用する場合が多いと思われます。

駐車場

満奇洞周辺には第1から第3までの駐車場が設けられており、合計で約80台の車を収容することが可能です。 第1駐車場は満奇洞のすぐ近くにありますが、道幅が非常に狭くなるため、歩行者や対向車に十分注意しながらご利用ください。

第2駐車場は約10分、第3駐車場は約15分程度の歩行距離になります。

入場料

満奇洞への入場は入洞券が必要となります。 自動販売機で購入ができるのでスムーズに購入が可能です。 嬉しい事にSuicaなどの主要交通系ICカードも利用可能です。 残念ながらQUICPayやIDなどは使えないみたいでした。

大人 1,000円
中学生 800円
小学生 500円
小学生未満 無料

障害者手帳の対象施設

障害者手帳をお持ちの場合は、提示により本人のみ割引アリ(中学生以上500円)となります。

JAF会員特待の対象施設

満奇洞はJAF会員特待の対象施設になります。 ※100円割引

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