備前市大内にある大滝山西法院は、高野山真言宗の寺院で別名あじさい寺と呼ばれて親しまれています。その愛称通り、参道には色とりどりのあじさいが咲き誇り、県内外から多くの観光客が訪れています。

大滝山 西法院

今回はもうすぐ満開を迎える大滝山西法院へあじさいを見に行ってきたよ

今しか見られない景色だね!

駐車場から登っていく参道は紫や桃色に色づいていて、観光で訪れた人たちが思い思いに写真をとっていたよ

みんなでこの景色を楽しもうとあじさいまつりも毎年開催されているんだよね

あじさいをテーマに俳句や短歌の募集もあるみたいだよ

僕も詠んでみようかな!

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国史に名を留める県下最古の寺院(国分寺を除く)

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奈良時代の名僧・鑑真和尚を開基とする古刹・大滝山福生寺。西法院はその子院である。室町時代から続く歴史ある寺院で御本尊は愛染明王であり、現在の本堂は大我和上が宝暦三年(1753年)に再興したもので創建年代は不詳とのこと。

境内の文化財

境内には、瀧の横に位置する弁天堂(弁財天、薬師如来、ほか諸尊)、平成十六年に新建立された護摩堂(不動明王他諸尊)、弘法大師像(くぐり大師)、水子地蔵などが祀られています。

弘法大師像(くぐり大使)

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 弁財天横に建つくぐり大師。願いを唱えながら3回か7回、回ってみよう。

護摩堂

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平成十六年に新建立された護摩堂。少し高いところにあるので、ここから三重塔が見えます。

弁天堂

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滝の横にあって、弁財天、薬師如来、ほか諸尊。

水子地蔵

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水子地蔵の供養もされています。

あじさい寺の由縁

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今ではあじさい寺と呼ばれるほどの美しい風景が見られる西法院にあじさいを迎えたのは、昭和五十七年密教婦人会結成と同時に花の境内にとの思いから、あじさいの定植を始めたそうです。

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境内には約1500株3万本が植えられていて、6月中旬になると満開に咲いた薄紫色から薄桃色のあじさいが参道を彩ります。
坂道はしんどいですが、綺麗な花を眺めながらだと気分が違います。

あじさいまつり開催

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あじさいの見頃は6月中旬〜7月上旬頃で、2024年のあじさいまつりは6月15日〜23日に開催予定。今の季節だけ楽しめるあじさいの花、一度訪れてみてくださいね。訪れる際は午前の方がお花が生き生きと咲くそうなのでお時間ある方はぜひ。

美しい庭園と滝

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境内にはあじさいの他にも綺麗に整えられた庭園が広がっていて、今は新緑の風景を楽しむことができます。

山陽花の寺二十四か寺霊場でもある

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「山陽花の寺二十四ヶ寺」は、山口・岡山・広島3県の24ヶ寺の札所をめぐる花巡礼で、仏の菩薩心が「八葉の蓮華」に例えられることにならい、各県に8つの札所を設けられています。
10番から17番が岡山の寺院に当てられていて、西法院は14番になり、あじさい以外にも季節の花々が楽しませてくれます。

滝の寺とも呼ばれて

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道中の看板にも滝の寺と書かれていますが、西法院には参道奥に滝も流れていて、そばで滝の音を聞いていると自然の中で静かに過ごす時間が癒しを与えてくれます。

山内共有の指定文化財

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(三重塔)

大滝山の開基は奈良時代で、火災や戦乱にあい三重塔、仁王門を残し全山焼失してしまい、時を経て新たに伽藍及び十三坊の整備もされましたが現在は三ケ院(西法院、実相院、福寿院)となったそうです。山内には国指定重要文化財の三重塔や県指定重要文化財の仁王門、本堂などがあります。
今回は時間がなく三重塔まで行けませんでしたが、次回は訪れてみたいと思います。

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(本堂)

アクセス方法

所在地 〒705-0003 岡山県備前市大内995
駐車場 あり
トイレ あり

お車でお越しの場合、山陽自動車道和気ICから国道2号線を通って約20分。アクセスは少々狭い山道を通るため混雑時は対向車等にお気をつけください。
電車でお越しの場合、JR香登駅からタクシー約10分。

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